近年、イベントの形態は大きく進化し、オンライン配信は標準になりました。

中でも、リアルとオンラインを融合させた『ハイブリッド配信』が注目されています。

これは「オンライン」と「オフライン」を組み合わせた開催形式で、会場の臨場感を活かしつつ、オンラインでより多くの人に届ける新しい形のイベントの形です。

これにより、現地に来られない人もオンラインで参加でき、参加者層を広げる効果的な手段となっています。

オンライン配信が多様化する一方、対面での交流やその場の臨場感も依然として重要視されています。
このような多様なニーズに応えるため、「オンライン」と「オフライン」の融合が進んでいます。

ハイブリッド配信は、遠方や海外からの参加も可能にする一方で、会場でのリアルな体験も提供できるため、柔軟かつ効果的な手段として高い評価を受けています。

本記事では、この「ハイブリッド配信」のメリットや課題について詳しく解説します。

ハイブリッド配信のメリットとは?参加者拡大&コスト削減の成功ポイント

①参加者の幅を広げる

大企業を例に考えてみましょう。
社員7,000人規模で全国・海外に拠点を持つ会社が社員総会や懇談会を開く場合、全員を一堂に集めることは現実的に困難です。

そこで、一部の社員をスタジオに集め、イベントを開催し、その様子をオンラインで配信することで課題を解決できます。

ハイブリッド配信により、参加者の幅が広がる

この方法により、現場に参加する人々の一体感をオンライン参加者にも共有でき、イベント全体の価値やブランドイメージの向上にもつながります。

スケジュールの柔軟性

オンライン配信は録画・アーカイブ配信が可能です。「参加したいけれど都合が合わない」「急な事情で欠席した」などの悩みを解消でき、視聴の機会を広げることができます。

③コストの効率化

7,000人規模のイベントを全員参加で行う場合、交通費や宿泊費は膨大になります。
一方、東京で150人規模の会場を用意し、残りの社員はオンラインで参加する形式にすれば、費用を大幅に削減できます。

加えて、会場も大規模なものを用意する必要がないため、スペースコストも抑えることが可能です。

実際に、GMOインターネットグループでは150人を会場に集め、残りの約7,500名をオンライン参加にすることで開催コストを大幅に削減しました。

ハイブリッド配信により、会場コストが圧縮できる

多様な演出の実現

オンラインの特性を活かし、投票やチャット、アンケート機能などを活用すれば、現地よりも効率的に参加者の意見を集められます。

こうした機能を駆使することで、参加者と主催者が一体感を持ちながらイベントを進めることができます。

ハイブリッド配信の課題

双方向コミュニケーションの難しさ

オンライン参加者からの意見をリアルタイムで反映させるためには、専用のシステムが必要です。
これをうまく活用できなければ、オンライン参加者が疎外感を抱く恐れがあります。

双方向のやりとりを実現するには、投票・チャット・アンケート機能の活用が重要です。
例えば、GMOグローバルスタジオでは、リアルタイム投票やスタンプで反応を送れる用にするなどインタラクティブな演出を多数取り入れることでオンライン参加者の満足度を向上させています。

演出・配信のクオリティ

オフラインとオンラインの双方を満足させるためには、映像や音声の品質、イベント全体の演出に工夫が求められます。
それぞれの特性を考慮したイベント設計が重要です。

通信環境の安定性

安定した通信環境がなければ、映像や音声の遅延が発生し、オンライン参加者の満足度を大きく下げてしまいます。
通常のイベント以上に、通信テストやリハーサルを徹底する必要があります。

ハイブリッド配信には安定した通信環境が不可欠

GMOグローバルスタジオの強み

GMOグローバルスタジオでは、最先端の技術と150人規模の特設スタジオを活用し、安定したハイブリッド配信を提供しています。
経験豊富なスタッフがイベントの成功まで徹底的にサポートしますので、配信イベントの経験がない方でも安心してお任せいただけます。

また、東京都内の景色を一望できる「スカイスタジオ」や、非日常の空間を体験できる特別な会場もご用意。
配信イベント終了後にケータリングサービス付きの懇談会を実施することも可能です。

ハイブリッドイベントの成功事例

Xander Schauffele Global Fan Event presented by DESCENTE

デサントジャパン株式会社が主催したこのイベントでは、世界的プロゴルファーであるザンダー・シャウフェレ選手をGMOグローバルスタジオに招き、来場者とオンライン参加者の双方に特別な体験を提供しました。

バーチャル空間で再現された実在するゴルフ場を舞台に、ザンダー選手へのインタビューやスイングパフォーマンスが行われ、リアルとオンラインの融合による新しいファンイベントの形を成功裏に示しました。

経済産業省後援 パッションリーダーズ セミナー

GMOグローバルスタジオで開催した「パッションリーダーズセミナー」
GMOグローバルスタジオで開催した「パッションリーダーズセミナー」

一般社団法人パッションリーダーズが主催し、経済産業省の後援を受けたこのセミナーでは、GMOインターネットグループ代表の熊谷正寿氏が講師として登壇しました。

リアル会場での約200名の参加者と、オンラインでの約200名の参加者が、バーチャルセットを活用した没入感のあるセミナーを体験しました。

GMO Developers Day 2024

GMOグローバルスタジオで開催した「GMO Developers Day 2024」
GMOグローバルスタジオで開催した「GMO Developers Day 2024」

GMOインターネットグループが主催するエンジニア・クリエイター向けのカンファレンス「GMO Developers Day 2024」は、「Sync Visions」をテーマに開催されました。

2日間にわたり、初日はオンライン形式、2日目はリアルとオンラインを融合したハイブリッド形式で行われ、全35セッションが実施されました。

特に2日目のハイブリッド形式では、臨場感あふれるカンファレンス体験を提供しました。

未来に向けて

GMOグローバルスタジオで開催したハイブリッド配信イベント

ハイブリッド配信は、今後ますますスタンダードなイベント形式として定着していくでしょう。
オンラインを通じて世界各地の人々が一体となり、新たな交流が生まれる場としての可能性を秘めています。

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